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誰も寝てはならぬ。

今さら聞きづらいようなネットやパソコンのコトを書いています。

いまさらですが、SEOってどういうものでしょうか?

インターネット

Web制作者の端くれとして、制作者の立場でSEOについて初心者向けに書いてみました。

SEOはSearch Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」と訳されています。

検索エンジンの結果表示の表示順について1つ前の記事で書きましたが、自サイト(ページ)をできる限り上位に表示されるようにする技術や、施策を指して言います。

また、SEOは内部SEOと外部SEOという分け方をします。

内部SEOは、Webサイトの構造やWebページの書き方を整備したり、コンテンツの質を高めたりといった施策によって、検索エンジンに好まれる(的確に情報を収集してもらえるような)工夫をすることを指します。

つまり人には理解できるページだとしても、検索エンジンのクローラ(ロボットとかスパイダーとも言います)にとっては不親切なページ、例えばHTMLソースにあるDescription(概要説明)が無かったり、乏しかったり、ページが画像やFLASH中心で作成されていたりすれば、検索エンジンがクロールしても収集される情報は乏しく、SEO的には好ましくありません。

また、ページのコンテンツが量的に少ない場合や、オリジナリティが乏しいといった場合も検索エンジンの評価は下がるため、これもSEO的には好ましくありません。

その他、いまだにTABLEコーディングで作成されているサイトというのも、検索エンジンが情報収集するうえでマイナスと考えられます。

TABLEコーディングとは、目に見えないテーブル(セル)でレイアウトをしたHTMLの書き方のことで、現在では常識となっているコーディング方式(CSS)と違い、作り方は簡単ですが検索エンジンが内容(要素)を合理的に収集しずらいという難点があります。

少し脱線しますが・・。

W3CWorld Wide Web Consortium/Webの技術の標準化を推進する団体)が、1998年前後にCSSカスケードスタイルシート)という方式を推奨し、Webページのデザイン要素とコンテンツ要素を分離するように提唱しましたが、ブラウザがその技術への対応が遅れたことと、制作者側も(ブラウザが対応し始めても)なかなかCSSが普及しませんでした。

ところが、Googleが機械的にページの情報を収集しようとしたとき、CSSで書かれたページのほうが的確に収集できるため、CSSコーディングがSEO的に有利ということになり、それまで「(W3Cが)笛吹けど(制作業界は)踊らず」だったのが、瞬く間にCSSが広がりました。

CSSではTableコーディング時代に一時影を潜めた”論理マークアップ”が再認識され、そのマークアップGoogleが情報収集のアルゴリズムに重視したからと言われています。

※論理マークアップとはH1、H2(ここは大見出し、中見出しです)や、BLOCKQUOTE(ここは引用です)といった、挟んだ部分の意味づけがあります。

話をもとに戻します。

片や外部SEOは、被リンク対策やディレクトリー型の検索サイトへの登録などを指します。

特に外部SEOの中心となっていた施策は、SEO会社の持つ数多くのサイトから被リンクを受ける対策が中心でした。

そのため、過去には「何でもいいから被リンク数があればいい」ということで、ワードサラダ(人間には意味のない機械合成の文章)で生成されたサイトや、Wikipediaの文章を丸ごと転用したようなサイトを作ってリンクを生成していたSEOも数多く存在します。

このようなワードサラダ系のスパムサイトによる被リンク対策は、特に日本で多いようです。なぜならば、検索エンジンのクロールはあくまで機械的に処理されることが前提ですが、難解な日本語は目視でないとスパムか否かは判定が難しく、検索エンジンアルゴリズムが欧米に比べて対策が遅れたことが背景にあるようです。

他にも検索エンジンの機械的な評価方式の裏をかくようなSEOの裏ワザがありますが、これらを総じてブラックハットSEOと呼びます。

近年では不自然なリンクはペナルティの対象になる(ペンギン・アップデート)ということから、発リンク(リンクを書く)サイトの質も問われていますが、いまだにスパムサイトは(数は減ってきたものの)消滅していません。

ただしSEOという施策=不要かといえばそのようなことではなく、検索エンジンが情報収集しやすく正しい評価を得られるような施策(工夫)は必要であり、プロによる客観的な診断やアドバイス、ほか自然な被リンクを増やす対策も必要かと思います。

ま、私のようなWeb制作者の立場では、自然に被リンクが集まるような品質の高いコンテンツを制作・提供することが一番かと思う次第です。