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誰も寝てはならぬ。

今さら聞きづらいようなネットやパソコンのコトを書いています。

昔よく聞いた「相互リンク」って、まだ活発なの?今はどうなってるの?

インターネット

日本でWebが商用解禁されたのが1993年。初めは大手や有名な法人のホームページができ始めましたが、その2年後ぐらいには早くも個人のホームページも散見できました。

私の個人的経験ですが、1997年に作った(今は会社自体がないですが)海外の某旅行サイトでは、個人で海外の情報(例えばフランスのワイナリーを訪ね歩く)を掲載しているサイトに、相互リンクを申し込んだりしました。

今では法人のサイトが個人のサイトに相互リンクを申し込むこと自体、ありえないと思いますが、それだけサイトの数が少なかったことと、類似した情報サイト同士がユーザーの送り合いをするという意味で、効果のある方法だったのだと思います。

当時はYahoo!Japan(1996年4月スタート)も出来たばかりですし、ましてやGoogleもこの世に生まれていません。

そんな時代にサイトに人を呼び入れるというか、サイトの存在を世間に知らしめることは大変で、日本でできたばかりのYahoo! JAPANに登録することは当然ですが、ネットやパソコン関係の雑誌に掲載されるか、自社の印刷物で告知するか、はたまたサイトからサイトに”リンク集”経由で呼び入れるしか方法がなかった時代です。

そういう意味では共通した属性(例えば旅行情報)をもつサイト同士が相互リンクするというのは、一定の効果はあったはずです。また当時のインターネット雑誌では、米国の企業は競合企業同士でも相互リンクがあるのに、日本の企業はそういった競合会社間の相互リンクがないことをインターネットの文化を理解していないとか島国根性的だ、といった批判的な記事もあったぐらいでした。

その相互リンクですが、2000年を過ぎてからは公的機関や各種団体には訪問ユーザーの利便性や交流といった面でリンク集のように残っていましたが、一般企業では激減したように思います。もはやWebサイトの数は溢れており、ユーザーも検索サイトからサイトを探すことが常識となっていたため、相互リンク効果が薄れてしまったからだと思います。

ただし、零細・個人企業レベルではまだ一部で続いていました。

自然に被リンクを集めてしまう有力な大手と違い、零細・個人のサイトは2007年、2008年あたりまで積極的に相互リンクを集めるメッセージを掲載していたと思います。

それは”やたらめったら”、”来るものは拒まず”という感じでしたし、ユーザーの利便性ではなく、検索エンジン対策(クローラ対策、被リンク対策)でした。

しかし、それでも近年では相互リンクは廃れてしまったように思います。

確かに、零細なサイト同士が(ユーザーの利便性を無視て)SEO効果を期待して数十件程度の相互リンクを張っても、結局として効果は”ほぼ”無いと思いますから、自然消滅的に減少したのだと思います。ましてやペンギン・アップデート(不自然なリンクによるペナルティ)の時代です。相互リンクは終わった感も漂っている感じです。

ただし・・・。

SEO的な効果はともかく、Webの基本機能である「リンク」のやりとりは、「ユーザーの利便性」という面で(サイトの属性によっては)まだ「あり」のようにも思います。

大手法人サイトでは難しいかも知れませんが、例えばエコを推進するNPO法人同士、特定のエリアでの異業種同士、個人の類似したテーマのブログ同士、目的や業界の似通った社団法人同士。

改めて考えてみてもいいのかもしれません。