Googleは検索結果の順位を、どんな基準で決めているのだろうか?
1つ前の記事で、Webページが検索エンジンにインデックスされると、検索結果にも出てくることて書きました。
しかし出てくるといっても、そのページのURLのような唯一のもの以外(他のサイトにもあるようなキーワード等)で検索すれば、当然順番的には遥か彼方の後方に順位づけられているわけです。
検索結果に出るということは、まずは最低限、検索キーワードがページタイトルや本文に含まれている必要があり、そのキーワードとの一致度が高いほうが順位が高いのですが、実際は一致度が高くても低いページのほうが順位が高かったりします。
その理由は、Googleが独自に定めたサイトの価値の違い。
Googleはサイトの価値の高いページを、より上位の順位で表示します。
ではGoogleはサイトの価値をどう決めているのでしょうか。
まずよく知られているのが、被リンク。(被リンクとはリンクを受けているということ。)
リンクを多く受けているサイトは価値があるサイトである、というロジックです。
また、ただ被リンクの数だけではなく、より価値の高いサイトからリンクを受けているというのも価値があるということになります。
それとドメインがより古いほうが(新しいドメインより)価値があるという基準もあるようです。
このようなGoogleの評価の指針として、Googleページランク(無し、0~10までのランクで10が最も高い)が有名です。ただし、ページランクの数値は目安に過ぎず、評価をそのまま表すものではないようです。
さらに最近では、コンテンツの価値が重要視されています。
パンダ・アップデートというGoogleの評価見直しが有名ですが、コンテンツが薄い(中身が乏しい)とか、コピーやまとめ、転載、他にも掲載されている商品の情報が書かれているだけといったように、他のサイトにも類似したコンテンツが多くオリジナリティが乏しいといったページ(サイト)は、評価を下げられている傾向があります。
このようなGoogleのサイト評価は、時々見直しをしているため、数か月単位のようですが不定期に再評価を繰り返しています。
また、Googleのこのような評価のアルゴリズムは公表されていません。
しかし、経験則からこうすれば順位が上がるという取り組みは、SEO(検索エンジン最適化)というかたちで研究され、サイト管理者やWebサイトによってビジネスをする企業にとっては無視できないものとなっていますし、2005年あたりから”サイトの順位を上げる”という業務をビジネスとして受託したり、展開する業者も増えてきたように思います。